投資 / 不動産
グローバル不動産の機会を創出する3つのテーマ

資本市場のダイナミクスを受けて、不動産のバリュー投資家にとって魅力的な条件が形成されています。

2023年5月29日

世界経済と資本市場は、ボラティリティの上昇、高金利、持続的なインフレなど、不確実性に溢れています。初めての住宅購入あるいは老後の医療ヘルスケアなど、消費者は人生の重要な局面におけるコスト増に直面しています。一方で、政府と企業は、戦略的に脱グローバル化を進め、重要産業を支援するために、パンデミック後および地政学的な圧力に対応しています。

現在の環境下における市場心理は慎重ですが、ジャーナリストはより有望な視点を見逃しています。即ち、多くの資産タイプの中で不動産のファンダメンタルズが健全性を維持しているという点に気づいていないのです。実際に、住宅、物流ロジスティクス、サービス/ホスピタリティ、サイエンス&イノベーション、エンターテインメントの分野において、投資妙味の高い不動産の投資機会が確認され始めています。

また、不動産投資家が資本市場のボラティリティを利用する機会は熟しており、これは短期的な話にとどまりません。デモグラフィック(人口動態)とアフォーダビ リティ(住宅購入余裕度)、消費者の嗜好の変化(「ニューノーマル」と呼ばれます)、脱グローバル化という3つの主要なテーマが、新たな方法で世界を形作っているのです。