マーケット / 不動産
物流ロジスティクス:底堅い需要が生み出す持続的成長

物流ロジスティクス部門は世界経済の重要な一部であり、投資需要は当面の間継続する見通しです。

2025年3月25日

現在、賃料の伸びにプラス寄与するファンダメンタルズ要因が複数存在しており、これらは今後数年間継続すると見込まれています。倉庫市場は全般的に、歴史的な基準から見ても需給が非常にタイトな状況が継続しており、空きスペースは依然としてコロナ禍前の水準を大幅に下回っています。新規供給不足を受けて賃料には下限が設けられ、新規物件の賃料は、コロナ禍のプレミアムとほぼ同水準で推移しています。米国全体で見ると、倉庫の賃料は2024年年末に1平方フィート当たり10.13ドルへと上昇し、前年比で4.5%2019年第4四半期比では61%の上昇を記録しました。リース契約の更新が続くなか、オーナーは賃料を現在の市場価格へと引き上げており、価格決定力の向上から恩恵を受けています。

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米国における倉庫1平方フィート当たりの募集賃料平均