オルタナ研究所 / インフラストラクチャー
インフラストラクチャー:世界経済への投資

インフラストラクチャー(インフラ)資産は、人々やモノ、商品やデータの移動を可能とし、世界経済を支える必要不可欠なサービスを提供するものです。

2023年3月2日

インフラ投資の魅力

 

生活に必要不可欠なインフラ資産への投資は、以下の共通する特徴があります:

  • 契約に基づく、必要不可欠なサービス:需要が安定しており、その収入は長期契約又は規制によって守られています。

  • 高い参入障壁:初期投資が高額で、同様のインフラ資産開発が困難なユニークなロケーションに位置しています。
  • インフレ連動の収入:インフレに伴った価格引き上げを可能とする契約条項や価格決定力を有しています。
  • 金利上昇に対するプロテクション:インフラ資産の安定性といった側面から固定金利での長期借入が可能であるため、金利上昇リスクの低減に寄与します。
  • 高い営業利益:一般的に運営費用が低いことから、高水準の営業利益が実現可能です。

 

インフラ投資へのアロケーションを行うべき理由


ポートフォリオにインフラ資産を加えることで得られる恩恵には、以下が含まれます:

  • キャピタル成長と安定したインカム収入:安定したキャッシュフローから着実にインカムが得られるとともに、運営面でのイニシア チブを通じたキャピタル成長が見込めます。
  • ボラティリティの低減:歴史的に見て、インフラ資産は伝統資産クラスよりもボラティリティが低くなっています。
  • インフレに対するヘッジ:インフレ連動の価格引き上げを可能とする条項を盛り込んだ長期契約や必要不可欠なインフラ資産が有する強力な価格決定力が、インフレに対するバッファーの役割を果たします。
  • ポートフォリオ分散:過去を振り返っても、インフラ投資はポートフォリオ分散の有効なツールとなっています。グローバル債券やグローバル株式に対する非上場インフラの相関係数は-0.1 と低くなっています 1